奥秩父主脈縦走 一日目 雁坂峠 その1
2017年GWの連休はまとめたお休みが取れそう、そこで奥秩父主脈縦走に挑戦してみようと計画しました。
昨年は同じくGWに、奥多摩駅から甲武信ヶ岳を目指すも、ルート調査が不十分なままに出発したことが不安で、二日目に雨で足止めを食ったことも重なり、雲取山で引き換えすことに。また、9月のSWにも甲武信ヶ岳から奥多摩駅を目指すも、天候が悪く雁坂から下山。というように撤退続きでした。
そこで2017年は、分相応にということで瑞牆山~雁坂嶺間は諦め、6日の休みのうち5日を使って雁坂峠~奥多摩を繋ぐコースで計画。
山小屋で知り合った常連Tさんも同じルートを1日短い日程で縦走することを半年前から計画していて、「将監小屋あたりで合流しよう」とのことになり、単独縦走の寂しさも将監までとウキウキと支度を進めました。
前日は定時きっかりに会社を退社して、最終的なパッキングの確認をしてから早めに就寝。初日は4時起きで自宅を5時前に出発。高尾駅で7時7分の中央本線に乗り塩山駅を目指します。
雁坂峠登山口は道の駅みとみのすぐ前で、そこまでは塩山駅・山梨市駅いずれからもバスが出ています。塩山の方が始発時刻が早いので、運行日程が合えば塩山からのほうが、早目の行動が可能でしょう。
中央本線 塩山駅から道の駅 みとみへ
中央本線で8時12分に塩山駅に到着。すでにバス待ちの列ができてます。
定刻の8時30分を少し遅れてバスが到着すると、予想通り通路まで満員で立ち乗りとなります。9時過ぎ到着の乾徳山登山口で予想どおり半分以上が降りて、あとは座って乗ることができました。
新地平を9時30分前に通過したところで、運転手さんに自由乗降を告げて、道の駅みとみ前で停車。誰も言い出さなかったので自分だけかと思ったら、残った乗客の1/3ぐらいが道の駅で降りました。料金は西沢渓谷入口までと同じ1,030円。
当日の交通経路
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道の駅 みとみ 出発 10時00分
この西沢渓谷・三富の周辺からは多方面に奥秩父へのメジャールートが伸びています。
1.西沢渓谷から徳ちゃん新道または近丸新道で、戸渡尾根に出て甲武信ヶ岳へ。
2.新地平から亀田林業林道で雁峠、笠取山へ。
3.三富から沓切沢橋まで林道で、その後は沢沿いに登り雁坂峠へ。
今回はかつて天候不順の中を下山した3.のルートです。
道の駅みとみでトイレや準備運動をすませて10時00分過ぎに出発。雁坂峠への登山口は道の駅の向いにある笛吹小屋キャンプ場脇にあります。
このあたりも亀田林業所さんの私有地との看板もあり。なんだか無断で人の土地に侵入しているみたいです。でも、禁止されているのは登山競争やトレイルランだし、こんな立派な登山口の道標もあるので… ここから沓切沢橋まで大半が舗装された林道を進みます。
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沓切沢橋 11時20分
沓切沢橋から先、しばらくは沢を遡行するように標高を上げていきます。そうは言っても、登山道は沢を見下ろすように距離を取った位置にあります。沢を横切るのと沢辺を歩く場面が少しあるぐらい、豪雨直後でなければ危険は少ないです。
ロープが張られた場所もありますが、水の無い時は掴まらずに歩いた方が安全かも。
沢に近づく場所では、どこを歩いたら良いか分かりにくくなります。でも、指導標、看板、ピンクテープ、石のマーキングなども多くあるので迷うことはないでしょう。そして標高を上げるにつれて沢から少しづつ離れていきます。
小さくなっていく沢の音を聞きながら伸びる登山道。頭上の視界も開けてくるあたりから雁坂領や雁坂峠が遥か高みに見えてきます。
沓切沢橋からおよそ90分、沢から離れてここから本格的に標高をあげていきます。
現在の標高は約1,670m。道の駅みとみ(1,113m)から550m以上登ってきたことになります。
しかし、雁坂峠(2,082m)までは、あと約400m以上も登らねばなりません。
登るにつれて、周囲からは高い樹木が無くなり、笹の斜面が広がっていきます。雨の後や早朝に通る時は、湿った笹に触れてパンツがびっしょりになるのでスパッツが必要ですね。
つづら折れの登山道を南西からの強い日差しが照りつけ、急勾配を一歩ずつ登っていきます。暑さと縦走装備の重さが、急勾配の斜面には堪えます。
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