mont-bell ジオライン M.W.タイツ Men’s レビュー
今回レポートするのはモンベル ジオライン MW タイツです。ルーズなサイズやフィット感の無さ、傷みやすい生地など難点が多く、行動着ではなくテント泊をする時に寝巻がわりに使用しているアイテムです。
STYLE No.#1107529なので2017.10月現在で一つ前のモデルになるようで、色はグレー・サイズはXLです。2015.8月に2,800円を下回るぐらいの値段で購入。
Contents
ジオライン M.W.タイツとは
mont-bell HPによると以下のような説明があり、冬の行動着のアンダーとしての活躍を期待されます。
生地内に多くの空気を蓄えるため、高い保温力を持ち、素早く汗を吸水拡散して、素肌を常に乾いた状態に保つタイツです。ツアースキーや登山など、行動と休憩を繰り返すアクティビティに最適。一年を通して活躍します。
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ジオライン M.W.タイツを使ってみて
セールストークのとおり繊維や生地の中に暖まった空気を蓄えてくれそうな柔らかな肌触りをしていて、アンダーウェア用の生地としての優秀さを予感させます。
サイズ感
適度なフィット感を想像していましたが、横方向にはかなりルーズなフィット感でブカブカです。
一方で丈は身長が173cmの自分が履いても、ちょうど良い感じ~やや短めの中間というところ。
背が高い人はふくらはぎ途中までしかカバーできないのでは?ソックスが被るので多少の丈の短さでも納得できますが、この丈の短さは極端ではないかと感じます。
他に持っているmont-bellのトレッキングパンツではXL-Sがジャストサイズなのですが、このタイツは丈の短さに目を瞑ってワンサイズ小さ目が良かったんじゃないか?と思っています。
暖かさ
本来は冬季や厳冬期にパンツの下などに履くと良いのでしょう。
しかし、このようなサイズ感なので行動着ではなくテント泊での寝巻きとして年間を通して使っています。行動着としての評価は不明です。
寝巻きとしては大変暖かく、ルーズなフィット感も相まってリラックスできます。
ジオライン M.W.タイツの難点
テント泊する時に、シュラフに入る直前にこれに着替えるようしています。
そのため、ハードな使い方ではなく、使用回数もせいぜい40回に満たないはずですが、かなり生地が劣化してしまいました。
傷みやすい生地
暖かい空気を生地に取り込むためなのか?
大変柔らかい繊維が使われていて、至るところにひっかけ傷が出来てしまっています。
3回ぐらい使った頃から痛みが目立ち始め、使うたびにどんどん痛みが広がり穴まで出来てしまいました。
穴は貫通ではなく、二重に貼り合わせた生地の表面側が破れてしまい、辛うじて肌側の生地が残っているような感じ。
ちなみに、この商品は中厚手のM.W(ミドルウェイト)なので、これよりもっと薄いL.W(ライトウェイト)というものもラインナップされています。
傷みの原因について考えてみる
上述のとおり、行動着のアンダーでもなくアウターとして着用している訳でもないのに、これだけ少ない着用でこんなに痛んでしまうのにはなぜでしょう?。
寝巻きとして着用して、シュラフを被っていることが大半なのに、これだけ痛んでしまう理由には、もしかしたら洗濯方法が良くないなどの理由があるのではないか?と考えています。
洗濯表示を調べると「液温は40℃を限度とし、洗濯機で弱い洗濯処理ができる」を意味するマークあり。
1.「洗濯機で洗濯処理ができる」
2.「洗濯機で弱い洗濯処理ができる」
3.「洗濯機で非常に弱い洗濯処理ができる」
の3段階の真ん中に位置します。
「弱い洗濯処理」と「非常に弱い洗濯処理」の境界線が良く分かっていませんでしたが、「弱い洗濯処理」とは「洗濯機の”標準”または”ソフト洗い”コース等の洗い方ができる」というもののようです。曖昧ですがちょっとだけ気を使った洗濯が必要なようです。
我が家では、山行から帰ると着ていたウェアなどをまとめて洗濯機に放り込み標準コースで洗濯しています。それが良くないのではないか?と思っています。
洗濯ネットに入れて、ベルクロのある衣類は一緒にしないようにしているものの、他のウェアと一緒に洗濯槽に放り込まれて標準コースで洗濯されることで、デリケートな繊維の表面に無数の引っかけ傷を作ってしまっているのかもしれませんね。
まとめ
ジオラインMWタイツの良いところ
ジオラインMWタイツの残念なところ
やはりこのような肌に直接触れるベースレイヤーとしてはPatagonia キャプリーンが知名度や実績では一枚上手というところではないでしょうか?キャプリーンはレギュレーターと並んで自分の欲しいものの筆頭に並ぶアイテム。いつか手に入れたらレポートしてみたいと思います。
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