PRIMUS 115 フェムトストーブ SWEDEN レビュー

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今回は、プリムス超軽量小型バーナー PRIMUS 115 フェムトストーブをご紹介します。56gという小型軽量に加え、風に強く・細かな火力調整などの特長があります

登山をはじめたばかりの時に買ったのはPRIMUS 2243バーナーで、伝統の無骨で堅牢なバーナーですが、ULとは無縁の250gという重さと収納性の悪さが辛いところでした。

そこで「より小さくて軽いものを」と買い足したのがPRIMUS 115 フェムトストーブ SWEDENです。

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115 フェムトストーブ SWEDENとは

 

PRIMUS 115 フェムトストーブ SWEDENは、超軽量56gのフェムトストーブに専用ポーチとカートリッジホルダーをセットにしたもの。

バーナー本体とポーチにはスウェーデン国旗をモチーフにしたデザインやカラーリングが採用されています。


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115 フェムトストーブ SWEDENのSPEC

・圧電点火装置付
・出力:2.5kW/2,100kcal/h(Tガス使用時) 
・ガス消費量:170g/h
・燃焼時間:約80分(IP-250ガス使用時) 
・ゴトク径:大120mm/小80mm
・収納サイズ:5.4×7.4×2.7cm 
・本体重量:56g(ガスカートリッジホルダー29.5g)
・ナイロンスタッフバッグ付属 (ガスライターポケット付)
 

P-115 フェムトストーブの構造

 

標準的なバーナーの2243:250gに対してP-115:56gと重量は約1/5。

ゴトクを折畳んで重ね合わせれば大変コンパクトになります。
しかしゴトクがスムーズに動かないことがやや難点に感じます。


バーナー

マイクロ・ファイバー・メタル・メッシュのバーナー孔は奥まった場所にあります。周りを囲む円筒状のボディが風除けの役目を果たすので、風でも炎が消えにくい構造。

バーナー孔が露出した2243よりも耐風性は遥かに高いと感じています。2243は使用中に炎が消えることが度々ありましたが、P-115では炎が消えてしまうことは殆どありません。

炎は真っすぐ上に向かって立ちあがり、横には殆ど広がりません。そのため、底が大きな鍋などには向いていませんが、テント泊で使うクッカーであれば全く不足はありません。

また、とろ火から全開まで、とてもきめ細かく火力調整ができるのが良いところ。とろ火でも風で消えてしまうことが殆どなく、マキネッタでゆっくりと珈琲を抽出したい時などにとても便利です。

スペック上の出力は2.5kW/2,100kcal/hと2243の4.2kW/3,600kcal/hに大差を付けられてしまいますが、自分は「お湯が何分で沸いた」とか関心がなく、ガスを絞り気味で使っているので出力差を感じたことはありません。

圧電型の点火装置は、お約束通り使いものにならないので、ライターやマッチなどの補助的な火種は必須です。


ゴトク

唯一困るところが、このゴトクです。3本のゴトクは大変に不安定なのです。長いハンドルのついたクッカーを載せる時には、バランスを崩しやすいので大変に気を使います。

何度バランスを崩してクッカーをひっくり返したか数え切れません。


軽さとバーターになるので微妙ですが、数10gの増加で済むならばゴトクは4本あったほうが良いと思います。

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付属品

 
これはオリジナルモデルで、スウェーデン国旗をモチーフにしたポーチとカートリッジホルダーが付属します。
 

まとめ

 
PRIMUS P-115 フェムトストーブは、一人分の食事を調理するストーブとして十分な能力を持っています。
不安定なゴトクに注意が必要ですが、アルコールバーナーに匹敵する軽さで、装備の軽量化・コンパクト化に貢献してくれます。

EVERNEWのチタンストープに専用ゴトクを追加した重さとほぼ同等。最終的には燃料や使いやすさも比較して、どちらが好みか?ですね。

種類 品名 重さ
ガス PRIMUS 115 フェムトストーブ 56g
アルコール EVERNEW チタンアルコールストーブ 50g (ゴトク含む)

 
EVERNEW チタンアルコールストーブ ガスストーブとの比較&考察はこちらから 

P-115 フェムトストーブSWEDENの良いところ

・超軽量・コンパクト
・耐風性の高さ
・細かな火力調整が可能
・ライターや折り畳みスプーンも入るポーチ

P-115 フェムトストーブSWEDENの残念なところ

・不安定なゴトク
・使えない&外せない着火装置

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今回ご紹介したPRIMUS 115 フェムトストーブ SWEDEN。隣は115フェムトストーブ単体。大変軽量・コンパクトで使い勝手の良いアイテムです。

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堅牢な設計のPRIMUS伝統のモデル 2243バーナーは288個の炎口があります。115とは真逆に120mmと広く安定感のあるゴトクを装備しています。
もう1点は定番のP-153ウルトラバーナーで、携帯性が高い軽量・コンパクトなボディに3,600kcal/hの高出力を持つ定番のバーナーです。ゴトクは4本あり安定性では115よりこちらの方が上でしょう。

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安定した燃焼に貢献するバーナーヘッド周囲に配置されたプレヒートパイプを持つ、人気のスパイダーストーブが改良され、脚部兼ゴトクを開いた状態でロックする機構が追加されたようです。
今回のSEWDENフェムトストーブセットに含まれるガスカートリッジホルダー。使うことで多少はバーナーが安定して、3本ゴトクの不安定さを僅かに改善できます。110・250・500サイズのカートリッジに対応。

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