オススメ docomo & au Galaxy A20 新品1.5万円以下の格安白ROM 購入レビュー
格安中華スマホ UMIDIGI A3を使うようになって間もなく1年になります。「1年使ったので、そろそろ買替えようか?」と考えていたところ、docomo / au / UQモバイルがキャリアブランドで展開するGalaxy A20が超格安で販売されているのを見つけ購入しました。
商品が届いたので、早速、格安SIMをセットした使用感などをレビューしてみようと思います。
Contents
UMIDIGI A3の買替えを検討
使ってみて良かったUMIDIGI A3のメリット
購入当時、たった9千円未満だったUMIDIGI A3。
2019年3月に購入して約1年間使ってきました。全体的には買って良かったかな?と思っています。
- 価格の割に発色良く綺麗なHD 5.5inchの画面。
- 持ちの良い3300mAhのバッテリー。
- docomo系の格安SIMが使えること。
- 安っぽさが無い洗練されたデザイン。でも黄土色っぽいゴールドはやや残念。
UMIDIG A3 のデメリットは「プア」な処理能力
良かった点が多い反面、フリーズやアプリの強制終了など「プア」な処理能力による不便さやストレスも強く感じていました。
UMIDIGI A3に使われているSoc(System on a Chip)はMediaTek 6739。
主にエントリークラスのスマホ向けに開発されたもので、動作は極めて緩慢でモッサリでした。
48,000というベンチマークスコア、これでは処理が止まっても仕方ないかと…
アクションゲームをしようと言うのではなく、Webブラウジングやcloudドライブでのファイル参照など仕事の小道具としての私の使い方では、全体的な処理能力への不満は少ないものの、時々起きるフリーズや強制終了の方が問題でした。
AnTuTu Benchmark V8.2.4 での計測結果
買替え検討で格安スマホ各モデルのスペックをチェックしてみて、いかに「プア」な性能であるか?を思い知らされました。購入する時はもう少し処理能力を気にするべきだったと反省しています。
GPUが2681って…
総合スコア | CPU | GPU | MEM | UX |
---|---|---|---|---|
48,685 | 20,176 | 2,681 | 15,672 | 10,156 |
2万円以内で買えるそこそこ優秀なスマホは?
2万円以内の予算で、あと少しだけ処理能力にゆとりがあるモデルに買替えしたい。
Huawei、Xaomi、Oppo、OUKITEL、UMIDIGI どれも非常にCPが高いメーカーですが、いずれも2万円を超える価格で、簡単には買替えできないです。2万円以内にならないか?と日々amazonの値動きをウォッチする日が続きます。
- Xiaomi Redmi Note8(3GB/32GB)はベンチマークの結果も非常に優秀で、少し予算を足すと(4GB/64GB)モデルも選択肢に入ってきます。しかし2.2万円前後と予算オーバー。
- HUAWAI nova lite3もXaomiに次ぐ優秀なスペックですが、2月に入ってから値上り傾向が強く2.3万円前後します。
- OUKITEL C17 Proは上記2社ほどの知名度は無い代わりに4GB/64GBと非常に魅力的。もう一度MediaTekのSoc(MT6763)を使うのにやや躊躇しながらも予算的には第一候補に考えていました。
そんな時にamazonで見つけたのが Galaxy A20 でした。
ガラケーからの移行ユーザー層を狙って割り切ったローエンドモデルながら、ベンチマークは100,000(AnTuTU Ver8)を越えて来る素性の良さを感じさせるモデルでした。
通信キャリアで購入しても2.2万円という格安な値段ですが、amazonなどのECサイトではさらに安く、2020年2月現在では新品白ROMでdocomo/auモデルが14,000円前後で購入できました。
通信キャリアが発売しているモデルなら、中華スマホよりも格安SIMとの相性も良いし、プラチナバンドへの対応にも心配ありません。
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グラフはベンチマークスコア(AnTuTu)情報を収集したものです。
AnTuTu Ver7での計測値が多いため、スコアが優位に表示されやすいVer8で計測したモデルは約90%に減点しています。
Galaxy A20とは
2019年10月の電気通信事業法改定で、通信サービスと端末を分離したプランの義務化、端末値引き上限設定、解約時の違約金上限の引下げなど、通信キャリアのビジネススキームに大きな転換が余儀なくされました。これまでのフルスペックな高級端末を回線セットで大幅値引きして契約者数を稼ぐ手法が取れず、はじめから安価な価格設定の普及機の品揃えに注力する動きがあるようです。
Galaxy A20登場の背景には、このような通信キャリアの戦略もあるのではないでしょうか?
Galaxy Sシリーズから機能を切捨てた普及版であるA30をさらに安値で売れるようにしたモデルです。
Galaxy A20 日本での取扱いは docomo / au / UQモバイル
日本の大手キャリアでは、docomoとauがGalaxy A20をキャリアブランド端末として取扱っています。
2019年10月にauがSCV46、2019年11月にdocomoがSC-02Mという機種名を与えてリリースしている他にUQモバイルも2019年11月に販売を開始しています。私はdocomo系の
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Galaxy A20 のスペック
・Soc CPU:Samsung Exynos 7884B,1.6GHzx2+1.35GHzx6/8core
・メモリー:3G RAM + 32GB ROM (512GBまでのmicroSDXC対応)
・OS:Android 9.0 Pie
・画面:5.8インチHD+ 1560x720Pixels / アペクト比19.5:9 / TFT
・カメラ:リアカメラ(8M) / フロントカメラ(5M)
・バッテリ:3000mAh
・スロット:NanoSIM + microSD
・防水・防塵:IPX5/8・IP6X
・NFC
Galaxy A20の特長
防水・防塵
IPX5は防噴流形で、あらゆる方向から水の直接噴流を受けても機器本体に影響が無いこと、IPX8は水中形で、継続して水没しても機器本体に浸水が無いこと。とされています。防塵性能ではIP6Xで粉塵が本体に侵入しないこと。とされています。
5日間充電不要 3,000mAhバッテリ
電池容量は3,000mAhと並より小さ目なので、やや大風呂敷に聞こえます。Samsung Exynos 7884B Socの省電力性能がよほど優れているのでしょうか?いずれレビューしてみようと思います。
NFC搭載
比較した格安スマホには見られない機能ですが、FeliCaサービス「おサイフケータイ」を推進する通信キャリアからの要請なのか?この辺はありがたい機能です。
radiko+FMラジオ搭載
さらにワイドFM対応チューナーでAM放送番組も楽しめます。パケット通信を使わず音の遅延もないFM放送のメリットと、過去の放送を視聴できて安定しているインターネットラジオのメリットを両立させています。
ガラケーユーザーのスマホ移行をサポート
廉価版ということで、シニア層を主とするガラケーユーザー流入を狙っての機能のようです。
Galaxy A30 A7 との比較
普及モデルのGalaxy Aシリーズは他にA30とA7がリリースされています。どちらもA20を上回るスペックですが、価格もかなり高額となります。
Galaxy A30 は2019年6月にauとUQモバイルで発売開始。
Soc/メモリー/画面/カメラ/バッテリがA20よりも優れている反面、amazon等のECサイトで29,000円前後(2月現在)とA20の倍の価格で流通しています。
Galaxy A7はA10とほぼ同じく2019年10年に楽天モバイルで発売開始。
メモリー/画面/カメラ/バッテリがA10よりも優れています。特にカメラ性能に力が入れられているようです。しかし防水・防塵機能、NFCが無い、USB Type-B端子など劣る点も目立ちます。こちらはECサイトにはほぼ皆無という状態でした。
SPEC | Galaxy A20 | Galaxy A30 | Galaxy A7 |
---|---|---|---|
Soc CPU | Samsung Exynos 7884B1.6GHzx2+1.35GHzx6 / 8core | Samsung Exynos 79041.8GHzx2+1.60GHzx6 / 8core | Samsung Exynos 78852.2GHzx2+1.60GHzx6 / 8core |
メモリー | 3G RAM + 32GB ROM(512GBまでのmicroSDXC対応) | 4G RAM + 64GB ROM(512GBまでのmicroSDXC対応) | 4G RAM + 64GB ROM(512GBまでのmicroSDXC対応) |
画面 | 5.8inch HD+ 1560 x 720 / TFT | 6.4inch FHD+ 2340 x 1080 / 有機EL | 6.0inch FHD+ 2220 x 1080 / 有機EL |
カメラ | リア(8M) / フロント(5M) | リア(13M+5M) / フロント(8M) | リア(24M+5M) / フロント(8M) |
バッテリ | 3,000mAh | 3,900mAh 急速充電対応 | 3,400mAh |
防水・防塵 | IPX5/8・IP6X | IPX5/8・IP6X | - |
NFC | 〇 | - | - |
生体認証 | 顔認証 | 指紋・顔認証 | 指紋・顔認証 |
USB I/F | Type-C | Type-C | Type-B micro |
重量 | 約151g | 約176g | 約168g |
概算寸法 | H 150 / W 71 / D 8.1 mm | H 160 / W 75 / D 8.2 mm | H 160 / W 77 / D 7.5 mm |
Galaxy A20 パッケージ
今回オーダーしたのは、amazonマーケットプレイス アキバ問屋市場 です。
amazon配送センターではなく出品者からの配送で注文翌日に到着。
この出品者はキャッシュレス5%還元の対象だったので、5%の即時還元を受けられました。
amazonでは「キャッシュレス5%還元」を2020.6月末まで開催。指定のクレジットやamazonポイント/ギフト券等で対象商品を決済して、決済額の5%が即時充当されます。こちらの細則・注意事項を必ず確認下さい。
現金を使いたい場合も、自分のアカウントに現金でギフトをチャージして、ギフトで決済すれば還元の対象にできます。
また、現金チャージで最大2.5%のポイントが付与されますので二重にお得です。こちらの細則・注意事項を必ず確認下さい。
開封
これが到着した荷姿です。しっかり丁寧に梱包してあり安心ですね。
撮影はUMIDIGI A3。光量の少ない室内撮影が大の苦手、手ブレや像の二重写りが多発してます。比較的状態の良い写真のみ使っていきます。
緩衝材の中から出てきたのがGalaxy A20のパッケージ。
薄手の厚紙で、中華スマホの不必要に豪華な化粧箱とはかなり異なる印象です。日本の通信キャリアが販売するものなので、環境配慮から過度に豪華であってはいけないんでしょうね。
中箱を開けると一番右に置いた箱が出てきます。
クリアケースが入っているのか?と思いましたが、「利用にあたっての注意事項」と、SIMやmicroSDのセット方法が書かれた「クイックスタートガイド」が入っているだけです。クリアケースは標準価格が僅かに高いau系のモデルだけのようです。
そして、説明書の入った箱の下から、保護フィルムに包まれたGalaxy A20本体が現れます。本体の下の空間にはSIMのイジェクトピンが収納されています。
付属品
付属品は2つだけです。充電用のコードも別売りです。
私が買ったものはdocomo SC-02Mなのでクリアケースも付属していませんでした。
- SIM取出しツール(試供品)
- クイックスタートガイド
ボディデザイン
Galaxy A20は最廉価モデルなので高価な素材は使われていませんが、ノッチディスプレィを採用するなど今風の造りがされていて、さほど安っぽい雰囲気ではありません。
ノッチディスプレィ
水滴のような形状で大変小さなインカメラのノッチが設けられたことで、端末上端付近までディスプレィが占めています。
当たり前ですが、ノッチを避けて通知アイコンが配列されます。フルスクリーンで動画を楽しむ時に、ピンチすることでディスプレィの幅一杯に動画を表示できます。
通知LEDはありません。XiaomiやOPPOなど最近はLED非搭載のモデルが増えているようです。
自分の感想は、充電状態通知は、だいたい波長の長い赤が使われていて低刺激なので、あった方が良いと思います。一方で新着状態の通知は、青・白系の色が使われていることが多くて、眩しいので無い方が良いかな?と思います。
ディスプレイは5.8インチで、HD+ 1560 x 720px の解像度です。
光沢仕上げのボディ
背面側のカバーは深い艶のある素材で、ボディカラーが黒の場合は指紋が大変に目立ってしまいます。
側面にはスモークメッキされた素材が使われていて、ここも指紋が大変に目立ちます。一刻も早くケースを用意したいところです。
ここからは、押し入れで眠っていたARROWS M2で撮影。UMIDIGI A3では厳しかったです。
各社マルチカメラが主流となっていますが、Galaxy A20はシングルカメラなので背面は非常にシンプル。カメラの突起も非常に小さいです。
ボタン配置
ボディ右側にはSIM&メモリカードスロットがあるのみで、ボタンは配置されていません。
ストラップ用のホールもこちら側に用意されています。
ボディ左側には音量上下ボタンと電源ボタンが配置されています。
スリープから復帰するには電源ボタンの押下が必要なので、使用頻度を考えると電源ボタンはもう少し軽い方が良いです。今はやや硬めだと感じました。
ボディ上側はヘッドフォン用端子が用意されています。
隣にある小さな穴は補助マイクだと思います。
ボディ下側にはスピーカー、マイク、USB Type-Cポートが配置されています。
USBポートがType-Cなのは嬉しい仕様ですね。スピーカーは意外に低域まで表現して力強い音で鳴ります。
Galaxy A20 ベンチマークテスト
初期設定が終わると、さっそく自分のスマホのベンチマーク評価を確認したくなります。ベンチマーク評価は、数多くのユーザーが利用するAnTuTu Benchmarkの最新版 Ver.8 をGoogle Playからダウンロード。
Galaxy A20 AntuTu Benchmark 結果
AntuTu Benchmark Ver.8.2.4で評価したGalaxy A20 SC-02Mの測定結果は113,309。
エントリーモデルには相応しくないほど良好な数値です。
UMIDIGI A3と比較すると総合評価で倍以上リードするのと、GPU性能では5倍近い開きがあります。
各回線事業者が既に発表している3Gサービス終了に向けて、ガラケー利用者のスマートフォン切替え促進の役割を担うエントリーモデルですが、なかなかの性能を持ったモデルだと思います。
格安SIMのセッティング
今回も格安SIMのBIGLOBEモバイルの音声&データSIM(タイプD)をセッティングします。
結論から言うと全く問題無く使用できています。
Galaxy A20 SIMの装着
SIMトレイはnanoSIM 1枚分だけで、他にmicroSD x1がセット可能です。
大手通信事業者での販売を前提として企画されているためでしょうか?
DSDV対応のUMIDIGI A3はnanoSIM x2とmicroSD x1が同時装着できる長いSIMトレイでした。今回は随分小さく感じます。
電源OFFにして、付属ピンでイジェクトスイッチを押してSIMスロットを引き出して、nanoSIMとmicroSDカードをセットします。
スロットに切欠きがあるのでセットする時も悩むことはないでしょう。
セットが完了したら電源を投入して、格安SIMのサービスプロバイダーのアクセスポイント設定を始めることにします。
Galaxy A20 BIGLOBEモバイル アクセスポイント設定
ここからは画面遷移を2画面ずつ並べて紹介します。
設定 接続 モバイルネットワーク と進みます。
モバイルネットワーク APNと進みます。
BIGLOBEモバイルのTypeDというドコモ系格安SIMをセットしたのでモバイルネットワーク設定画面の通信事業者に”NTT DOCOMO”との表示が現れ、APN設定画面にはdocomoデフォルトのspモードが設定されていることが確認できます。(docomo SC-02Mの場合)
APN 追加(右上)と進みます。
BIGLOBEモバイルのAPN情報を登録してモバイル通信ができるように設定します。
“アクセスポイントを編集”の画面で各設定値を登録します。
BIGLOBEモバイル Android端末の接続設定方法 [PR]
各設定値を登録した後に”保存”(右上)でAPN画面に戻ると、新しく作ったAPNが表示されます。
画面上のステータスバー右側に、モバイルネットワークが有効になったことを表すアイコンが表示。
これでAPN設定が完了。モバイル通信ができるようになりました。
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docomo SC-02M Galaxy A20
私が購入したのはこちらのブラックです。またエレコム TOUGH SLIM LITEケースも購入しました。
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au Galaxy A20 SCV46
こちらはauが発売するモデル。docomoよりも少し高い標準価格でクリアケースが付属しているようです。
液晶保護フィルムも大変安く手に入れることが出来ます。
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